翼はなくても

行きたい、を少しずつ叶える

クィーンズタウンからグレノーキー

旅サラダでニュージーランドが特集されて

クィーンズタウンの映像が流れました。懐かしい・・・

・・・っが、

ダメ!!!!

全然、クィーンズタウンの魅力が出てない!!!

と思ったので(笑)、私たちが歩いた

クィーンズタウン(というかグレノーキー)を、少しご紹介します。

 

グレノーキーなんて、聞いた事ないと思われるかもしれません。

世界的に有名なクィーンズタウンから車でたった45分の所にある

「クィーンズタウンの奥座敷」みたいな所。

 

はっきり言います。

ただの田舎です。とにかく、

 

ただただ、美しいだけの、田舎です。

 

澄んだ水と青い山、

そして私たちがおとずれた10月には

白い雪とルピナスの花に彩られていました。

早朝、文字通りの「明鏡止水」の湖面に雪を頂いた山々が映ります。

何もないのですが、その美しさと奥深い自然の豊かさ故に

ロードオフザリングや、様々な映画の撮影地となっているそうです。

ロードオブザリングの撮影地をいくつか回る 日本語のツアーに参加しました。

 そのツアーについてはまた別に書きますね。)

 

グレノーキーへの道

途中ワカティプ湖のシーニックポイントでランチ


グレノーキーへはワカティプ湖沿いの一本道。

迷いようがありません。

 

グレノーキーワーフのランドマーク(っと言うかそれしか建物がない)赤い倉庫

グレノーキーの目抜き通り、確か一件だけ雑貨屋さんがあるらしい

あっと言う間についたので、時間はたっぷり。

もう少し奥の方まで行ってみることにしました。

田舎道

 

ワカティプ湖の源流・ダート川を渡るone way bridgeを渡ります。

なんだかとても景色が良いところだったので、

思わず車を停めて景色に浸っていましたが、

今回グーグルで確認したら、

sengard Lookout

という名前がついていました。

広い広い砂州を渡る橋です。ニュージーランドによくある片側通行。

広い河原に降りて、散歩することもできます。


この先、道は未舗装に代わります。
(ダートリバーを越えたから、ダート・・・というわけではないのですが)

ダートとは言っても、けっこう平らな道ではあります。

 

脅かすつもりはなかったんだけど、マッタリ中の親子羊を走らせちゃいました


別に宛てがあったわけではないのですが、

「行けるとこまで行ってみよう!」

と思って走っていたら、小さなキャンプ場にたどり着きました。

kinlochオートキャンプサイト

という所だと思われます。

何にもないキャンプ場からワカティプ湖を見晴るかす

 

キャンプ場の入り口。宿泊する時は緑の屋根の下のボックスにお金を入れます

小さな埠頭がありました。魚釣りにでも行くのかしら?


静かで美しいロケーション。
キャンプ場の隣には小さなホテルもありました。

 

その日の宿泊場所を決めてなかったので、

ここで一晩キャンプしようかとも思ったのですが、

ちょっと勇気が出ませんでした。

もし泊まったら、星がきれいに見えるだろうなぁ、と思いましたが。

 

街へ帰って、

あらかじめ目をつけていたホリデーパークに行ってみたら、

なんと、今日はサイトが一杯とのこと!

わぁ、どうしようと思ったら、

隣にもホリデーパークがあるよ、ということだったので

そちらに聞いてみると、空いてました。良かった!

 

The Headwaters Eco Lodge at Camp Glenorchy

というところで、

今回2022年時点のキャンプサイトの価格を調べてみたのですが、

現状ではロッジしかやってないみたいです。

しかも、690~2700NZ$ と相当お高めの値段設定。

結婚式なんかもやってるみたいです。

欧米で人気のカントリーサイドの結婚式!

キッチン・ダイニングに加え、大きなリビングもあって、

確かに、ドラマで見る海外結婚式にぴったりな感じでした。

私たちが宿泊した時はまだ立ち上げ途中という状態で、

ロッジ建設前のスペースをホリデーパークにしていたのかもしれません。

ホリデーパークとしては値段はちょっと高めだったのですが、

共用施設が豪華で、おしゃれ。

キッチンもこの重厚感

盛り付けにも凝って、ディナー感だしちゃいました。ダイニングもおしゃれ。

夜、炎を楽しんだ本格的な暖炉。

 

山々を眺めながらの朝ご飯

こういう、リッチなホリデーパークも、あって良いなぁと思いました。
因みに、ここはエコロッジという名前通り、
トイレが水洗ではなく「バイオトイレ」でした。
微生物で分解して再利用するシステムだったみたいです。

 

初めに紹介したように、

この施設は現状ホリデーパークとしては営業していないかもしれませんが、

すぐ隣に普通のホリデーパークがあります。

どうやら、私たちが訪れた日はたまたま

地元の子供会?林間学校?なにかそういう行事の会場だったようで、

大勢の子供達がいろいろなゲームで、きゃぁきゃぁ叫んで遊んでました。

そのせいで、一杯だったのですね。

いや、ニュージーランドの子供達がうらやましい。

 

2日目は良い天気になりました。

この日はクィーンズタウン在住で

ツアーガイドをやっている友人の案内で

グレノーキーのツアーに参加しました。

このツアーについてはまた次のブログで紹介しますね。

 

 

ホリデーパークの設備 シャワー トイレなど  

日本国内で車中泊やキャンプをするとき

宿泊場所の決め手となるのが、お風呂です。

ましてや、

ニュージーランドを何日もかけて旅をするなら、

「お風呂」の確保は絶対です。

 

ホリデーパークには「シャワー設備」が完備されています。

しかし、

残念ながら浴槽はあまりありません。

無類の風呂好きの私としては、シャワーばかりだと

ノイローゼになるのではないかと(笑)心配しました。

しかしながら、

しっかり熱いシャワーを浴びることができれば問題なかったです。

だから、それができるかどうかが

ホリデーパークのクォリティーに大きく関係しているのです。

 

ちなみに、ニュージーランドには各地に温泉があり、

中には温泉付きのホリデーパークがあります。

広い露天風呂(熱い温水プール?)に入り放題のホリデーパークもある!

私たちが利用した温泉付きホリデーパークには、

大小様々、たくさんの露天風呂が並んでおり、

湯温は35度くらいの低いものから41度くらいのものまで様々あって、

水着で入るものの、相当な温泉感・・・いや、これはもう、温泉です!

快適でした。

ニュージーランドの人も、みんな温泉は大好きです。

でも、こんな所は珍しくて、

基本ホリデーパークはシャワー施設のみです。

 

シャワー

構造

下の写真ように、内側からロックをかける個室が並んでいる場合が多いです。

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シャワールーム

中は

更衣スペース(1㎡くらい)+シャワースペース(1㎡くらい)

に分かれており、シャワーカーテンなどで仕切られている場合もあります。

更衣スペースには小さなベンチがあったり、

荷物をかけるフックがついていたりして、そこに着替えを置いておきます。

シャワーはほとんどが固定式でハンドシャワーにはできませんでした。

 

利用方法

温水シャワーの利用形態は 3種類あります。

①利用制限がない

②利用時間が決められているが、無料で何度でも延長できる

③〇分〇ドルという形で有料

 

①利用制限がない

まったくノーストレス。時間を気にすることなく使う事ができます。

ただ、シャワールームの数が少なかったり、

混みあったりしている時はマナーとして

早く空けてあげなければ、っと気を使いますけど。

 

②利用時間が決められているが、無料で何度でも延長できる

「3分(5分?)たつと一度止まる」というもの。

個室の入口の横ににボックスがあって、

そこのボタンを押すと3分間は温水が使えますが、

3分後に冷水に変わります。

その場合、再度ボタンを押せばすぐにでも再開できる場合と

3分(5分?)たってからでないと再開できない場合があります。

ボタンを繰り返し押す事で何度でも使えるのですが、

シャワー浴びてる時は裸なのにボタンが個室の外で

押すのはけっこう面倒なので、なんとか3分で済ませたいと工夫します。

そうやって、シャワーの占有を食い止めている訳です。

こういう仕組みがない場合でも、

「シャワーは〇分以内でお願いします。」

という貼紙がある場合も多く、

特に繁忙期の繁忙時間の長時間利用は嫌がられるようですね。

 

③〇分〇ドルという形で有料

そもそも温水シャワーの利用が有料のところです。

個室横にボックスがあって、

そこにコインを入れるとそこから3分(5分?)温水が出ます。

それを過ぎると冷水に変わってしまうので、

温水を浴びたい場合はお金を入れ直さなければならないのだと思いますが、

コインボックスが個室の外なので面倒で、

なんとか3分で済ませようと工夫します。

値段が比較的安いホリデーパークは温水シャワー有料の場合が多いようですね。

水圧と温度

様々です。

私の感覚で申し上げるなら、

三分の一:「非常に満足」

三分の二:「一応満足」

一か所 :「悲しいくらいに不満足」(笑)

温度調節がなかなかうまくいかなくて、

冷たいか熱いのどちらかだったり、もう・・・大変です。

町のホリデーパークは概ね良好なんですが、

田舎・・・とりわけ自然に囲まれた環境の場合、

使い勝手が良くない場合が多いようです。

仕方ないですよね。

利用者が少ないときは快適なのに、

混んでくると急にシャワーの勢いが落ちたり、

温度が下がっちゃうなんてのも「あるある」です

衛生面

事前に非常に気になったことの一つでした。

バス・トイレ施設のガッカリというのは、

「外国旅行のあるある」ですから。

しかし、結論から言うと

基本的に良く清掃されています。

 

ただ、あくまで共有なので、

誰かが使った後に利用する場合、

床が濡れているし、髪の毛が落ちていたりで

「気持ちが落ちる」場合も多々ありました。

使う前にシャワーでジャーっと流すんですが、

ハンドシャワーじゃないので隅々が洗えない(泣)

「気にしない」という解決策以外は見つけることができませんでした。

 

衛生面で言うと、当初、シャワー後の着衣に相当苦労しました。

シャワー後、この小さなスペースで満足に着替える為には

事前準備と、手順確認が欠かせません!

でも、しばらくやってると慣れるものです(苦笑)

 

 シャワーの必需品

その点、

必ず用意していったほうがいいのが、

シャワー用の履物です。

そもそも外靴のまま更衣室に入るので、

せっかく綺麗に洗って、体を拭いて上がろうという時に、

つっかけられない靴だと相当に苦労します。

タオルはバスタオルより

ちょっと大きめのスポーツタオルなんかがいいかもしれません。

石鹸・シャンプー類は当然ありません。

持っていきましょう。

あとこれらの物を収納するトートバックがあると便利です。

更衣室には荷物などを置ける小さなベンチがある場合もありますが狭いし、

まったく荷物置き場がない時もあるので、

狭い更衣室で、着替えなどを入れておくバックが重宝するのです。

トートバックは現地のスーパーでかわいいエコバックなどを

調達して使っている人も多かったですよ。

ニュージーランドのエコバックは巨大ですし(笑)

寒さ対策

私たちが訪れた10~11月は、

外気温が0~10度の場合もあったので

シャワーの間やシャワー後、

寒かったらどうしようとずいぶん心配しました。

私、寒がりなんです(笑)

確かに寒いと感じることはありましたが、

とても寒いところではヒーターや温風器が完備されたりしている為、

過酷に感じることはありませんでした。

ドライヤー

これも事前に心配したのですが、

トップ10のような大手の場合は必ず常備されてました。

ただ、グレードが下がるとないところもあります。

混雑具合

シャワーを使う時間帯はどうしても重なってくるので、

使おうと思ったら満室!ということも良くありました。

実体験として申し上げると、

アジア系女子はけっこう長くシャワー室を占拠する傾向にあるようです。

(私を含めてかも)

そこで、ホリデーパークについたらすぐにシャワー室の数と客層を見て、

シャワーの時間を決めてました。

団体客がいるなぁっと思ったら要注意。

あっという間に占拠されていつまでも使えないという場合もありました。

中には個室荷物を中に入れっぱなしにして場所取りをしたり、

洗面台で荷物を盛大に広げたり、

別のシャワー室同士で大声で会話し続けるなんて困った団体客もいました。

バスタブ

日本人としてはすごーくお湯に浸かりたいですよね。

残念ながら、ホリデーパークに「バスタブ」があることはほとんどありません。

ただ、例外的に2か所でバスタブを見かけました。

そのうち一か所に「family bus」と書いてあったので、

子供たちと一緒に入るものなのかもしれません。

というか・・・実際、どう使うのか教えて欲しい!(爆笑)

写真がないので、言葉で説明するしかないのですが、

普通のシャワールームより大きい個室に大きなバスタブが一つあり、

蛇口からお湯が出るので、それをバスタブにためるわけです。

が、シャワーがないんです。

たぶん浴槽の中で体を洗うことになるわけですが、

洗ったあとにどうやって泡を洗い流せばいいのか・・・。

洗面器は当然ないわけで、

(食器と一緒で)すすぎなしかななぁ・・・なぞです。

ちなみに、勇気を出して一回使ってみました。(浴槽も綺麗そうだったし)

というのは、そのホリデーパークはとてもシャワーの出が悪く、

体が温まらず寒かったので「腰湯」にしたのです。

お湯はとても熱いお湯が出たので、ありがたかったです。

(たぶん使い方は違っていると思いますが)

トイレ

普通の洋式トイレです。(笑)

1か所以外すべて水洗でした。

(一か所だけ「バイオトイレ」というのになってました。

暗い穴がちょっと怖かったけど臭くはなかったです。)

流石に、ウォシュレットはないですが、よく清掃されていますし、

嫌な思いをしたことはほどんどありません。

数も多くて、「いっぱいで入れない」という経験はありませんでした。

街中やトレッキングルートのトイレでは

「ペーパーなし」ということがありましたが、

ホリデーパークでは皆無でした。

ちなみに、

真夜中の広ーいトイレに入るのは、

実はちょっと怖かったのですが、

TOP10なんかでは人が入ると

低音量で音楽がかかるようになっているところもあって、

配慮されてるなと感じました。

洗面

シャワーの前に並ぶ洗面スペース。備え付けのドライヤーも見えますね。

日本人の感覚では小さめと感じる洗面ボウルです。

洗面器代わりに洗面ボールにお湯を張ったりする為と思われます。

お水とお湯の両方が出る場合が多かったと思います。

 

普通に、大きな鏡がついており、

私は大きな鏡が見たいという理由で、洗面でメイクをしていました。

アジア人のメイク姿も何度か見ましたが、

欧米人は歯磨きと洗面だけで、

メイクしているのをみかけたことはほとんどありませんでした。

洗面にも台ふきがある場合が多くて、

「使い終わったら拭き上げてね」

という注意書きも良く見かけました。

 

 

トイレ・洗面・シャワールームは

一つの部屋にまとまっている場合もあるし、別の場合もあります。

基本は男性用・女性用に分かれていますが、

たまに「ファミリー用」という部屋が別に設けられている場合もあります。

中からキャーキャー、賑やかな子供声が響いていたりしてました。

 

いかがでしょうか。

なかなか、超満足っていう感じにはならないかもしれませんが、

ちゃんと使えますよ。安心して下さい。(笑)

キッチン同様、

利用する一人一人のマナーが問われる場所なので、

そこも気をつけたいですね。

 

 

ホリデーパークの設備 キッチン ダイニング

ニュージーランドの「車中泊」を支えてくれるホリデーパーク。

私たちがお安く、お気楽にNZ旅行ができたのも

優秀なホリデーパークがあればこそでした。

 

当たり前の話ではありますが、

これらの設備はホリデーパークに利用料を支払った人は

全部、無料で利用できるのです。

 

では、どういう設備があるのか、

私たちが実際利用したホリデーパークの様々な設備の中から、

まずは

キッチン・ダイニングの紹介と

基本的な利用方法について書いていきたいと思います。

 

このブログで説明するのは、主に私たちがよく利用した、

ホリデーパークとして一番設備の整っているタイプのキッチンです。

北島 トンガリロ国立公園内のホリデーパークのキッチンダイニング



 コンロ

ほとんどの場合、電磁コンロです。一か所だけガスでした。

たいてい、5つくらいは並んでいて、使えないほど混みあうことは稀でした。

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ちょっと年季の入ったアカロアホリデーパークのコンロ・下に自由に利用できる鍋の類が見えてます。

使い方は、大体の場合

 

コンロ全体のスイッチ(上の写真の左上に白いスイッチが見えます。)

     ↓

個別コンロのスイッチ(電磁調理コンロの横に2つの黒いスイッチが見えます。)

     ↓

   火力調節   (このコンロでは黒いスイッチで調節も行うようです。

             3~5段階くらいの調節ができるのが普通です。)

 

ニュージーランドではホテルのコンセントにも

「コンセントを利用可能にするためのスイッチ」がついていて、

それをオンにしないとコンセントが使えません。

「コンロを使うときはonに、使い終わったらoffにしてね」

と注意書きがあります。

その上で操作パネル上の電源をonにするという順番です。

でも、別に安全装置が別にかかっていて、作動しないことがあり

「どうすれば作動するの?」

っと、各国人が話し合ったり、教えあったりということがしばしばありました。

 

「ぜんぜん熱くならない!」

っと思ったら壊れてた!とか、

火力が弱くてイライラしてたら、いつの間にか逆に熱くなりすぎて焦がしたり、

各国の方々と

「ここのコンロ、使えねぇなぁ!!!」

なんて、愚痴のこぼし合いで共鳴したことも・・・ずいぶんありましたねぇ(苦笑)

 

 

シンク

これもたいてい複数並んでいます。

日本人としてはとっても小さく感じるんですが、それは

シンクそのものを洗い桶代わりに使う

からです。

シンクに直接水を貯めて野菜や食器を洗うのです。

水とお湯の栓が別がそれぞれあります。

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一般的なシンク 壁の小さい装置は食器洗い洗剤 大きいのは給湯器

 

余談ですが
「欧米人は洗剤で洗った食器をすすがない。」
という話をずいぶん昔に聞いたことがあったのですが・・・事実です(笑)

シンクにお湯と洗剤を投入して次々洗いあげ、

泡だらけの食器をそのままきれいに拭きあげ→完了!というのを何度も見ました。

でも普通に「すすぐ人」も居たし、お国柄なんでしょうか?

ドイツ系はたぶん、ほとんどすすがない感じでした。

アメリカ系はたぶんすすいでいる感じ??? 

いや、語学が堪能なら、それぞれのお国事情を調査したいくらいでした(笑)

 

ちなみに、キッチンに共用として備えられている備品としては

 

食器洗い洗剤  :ほとんど必ず常備

食器洗いスポンジ:あったりなかったり

台ふき     :ほとんど必ず常備

ふきん     :あったりなかったり

(ただ日本人的にフキンを共用したくはないので、自分のものを使ってました。)

という感じでしょうか。

どのホリデーパークも使う人ひとりひとりが、

使う度にきれいに清掃していくことを望んでいますので、

その為の備品はきっちり完備してあるのです。

 

 そして、どこの国の人であってもホリデーパークでは

コンロもシンクも非常にきれいに使用しています。

 

シンクも利用する度にきれいに拭きあげてピカピカにしておく!

が大原則で、散らかしっぱなし、汚しっぱなしはほとんどありません。

 

コンロもシンクも使い終わったら

   wipe out!

が基本です。

その辺のマナーは相当しっかり守られていることが、

ホリデーパークの利用を気持ちのいいものにさせてくれました。

 

冷蔵庫・冷凍庫

必ずあります。相当でかいです。

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冷蔵庫・冷凍庫 ショーケース型の冷蔵庫も良く見ました(中古かな?)

上の写真の場合、左から

ショーケースのような冷蔵庫

冷凍冷蔵庫

冷凍庫

の順に並んでます。

 

 

冷蔵庫にはたいてい

・持ち物には名前を書いて!

・自分のもの以外は使わないで!

・放置されてたら捨てます!

冷蔵庫の貼紙。この書き方に「管理人さんの性格」がにじみ出る!?

 

という注意書きが貼ってあって、マジックペンが下がってます。

それぞれの持ち込んだ袋や段ボールに名前を書いて入れておく、という方法です。

私たちも常に専用段ボールを用意しておいて、

ホリデーパークについたら冷蔵品をキッチンの冷蔵庫に入れるのを

習慣にしていました。

 

パワーサイトに泊まっている人は自分の冷蔵庫を使うからか、

「冷蔵庫が一杯で自分たちの荷物が入れられない」

ということはありませんでしたが、

ハイシーズンの場合はちょっと窮屈になるホリデーパークもあるかもしれません。

それを見越してか、大きなホリデーパークでは、

まぁ、これでもか!ってくらい、巨大冷蔵庫が並んでいるところもありました。

冷凍庫もたいていあります。

 

いろんなタイプがあって、冷蔵庫だと思って食材を入れようとしたら、

実は冷凍庫だった、なんてこともありました。

その「一見冷蔵庫に見える冷凍庫」の中で

「凍ってはいけないはずの食材」が凍り付いているのも目撃しました(笑)。

よーく見ると扉に

「食材が凍り付いた場合でも保証はしません。」

という注意書きまでご丁寧に貼ってあるのですよね。

「それなら、もっとしっかり大きく

         [Freezer]   と書けよ!」

って突っ込みを入れましたが・・・ま、自己責任(笑)

 

電子レンジ

必ずあります。大きいところは複数ある場合が多かったです。

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壁に設置してある電子レンジ 下にトースターもあります

 

ただ使い方がいまいちわからない場合もあって苦労しました。

けっこう出力が大きい場合があって、コップ一杯のミルクをあたためるのに

90秒すると吹きこぼれてしまったりもしました。

オーブン

これもほとんどあったと思います。でも使いませんでした。

前々項の、冷蔵庫の写真の横にも、オーブンが映ってますのでご参照ください。

「ラムのロースト」

とか、挑戦したかったんですけどねぇ

・・・残念ながら、使い方がいまいちわからないのであきらめました。

 

全体的に、ホリデーパークであまり凝った料理を作る人は少なめだったと思います。

たいていパスタにソースをかけるとか、肉を炒めるとか、その程度。

私たちも基本毎日、牛肉かラムのを焼いて食べてました。

(というか、ニュージーランドって薄切り肉がないんです!!!

    ニュージーランドでの食生活についてはまた別途書きますね。)

ただ、私たちはやはり野菜が食べたいので

別にスープやサラダを作って食べてましたが、

そこまで手をかけている人は少数派だった気がします。

給湯器

これも、たいてあります。

そのままインスタントコーヒーが作れるくらいの熱湯が直接出てきます。

(温度調節はない)

これもシンクの項の写真をご参照下さい。

コンロの優劣が未知数の場合が多いので、

「お湯を沸かす」という工程は絶対これを併用することをお勧めします。

なんせ、コンロがねぇ・・・あてにならないんです(笑)

トースター

ほとんど、必ずあります。

食パンはニュージーランドの場合、

薄切り(いや、超!薄切り)のものが多いので、

オープントースターではなくポップアップ式がほとんどです。

これも、それぞれ焼け方に「個性」があり(笑)

しっかり見張ってないと焦がしたりしますので要注意。

炊飯器

一度だけ炊飯器を見かけましたが、基本的にはありません。

中国系・韓国系の人が個人の炊飯器を持ち込んでいるのは見ました。

ニュージーランドでお米は買えますので、

鍋で炊く技術を身に着けていきましょう!

大丈夫、けっこうおいしく炊けます。

ただ、小さな鍋で炊くと吹きこぼれるため、

ジューシーの備品の鍋ではお米が炊けなかったことは申し添えておきます。

そして、どういう需要があるのか良くわかりませんでしたが、

電気鍋のようなものが置いてあるところも多かったです。

鍋・フライパン・など調理器具

鍋などの調理器具は、グレードの高い低いには全く関係なく

それぞれのホリデーパークの方針によって、

置いてあるところと置いてないところがはっきり分かれます。

 

パターンは3っ。

①ありったけの調理器具すべてが、自由に使えるように置いてある。

  鍋やフライパン、その蓋、まな板、ボール、包丁、ピーラー、お玉など

  雑多な用具が置いてあって、

  「自由にお使いください。でも必ず洗って片づけてね」

  というもの。

  有る物はあるが、ないものはない・・・あればラッキーという感じで、

  決して必要数を用意しているというものではありません。

  ほとんど統一性がないし、古いものも多いですが、利用者としてはありがたい。

  長年ホリデーパークを運営する中で生じた「忘れ物」等を

  自由に使えるように置いてある場合が多いのではないでしょうか。

  特にジューシーの備品は使い辛いものが多かったので、本当に助かりました。

 

②必要な備品があればレセプションに相談して個別に貸りる(無料)

   たぶん、置いておくと無くなったり、汚れたりと管理が大変なので、

   「必要なものが欲しければ言ってね。あれば貸してあげる」

   というパターンです。

   デポジットを取っておいて「ちゃんと洗って返却してね」ということです。

   借りたことはないのですが、

   困ったときは相談してみるのもありだと思います。

 

③鍋・フライパン・食器などを有償で一括貸し出し。

   レンタル品として調理用具を一式貸し出しするというもので、

   しっかり商売です。

   2人分の調理器具や食器・カトラリー・一式で30ドルくらいは

   とっていたような気がします。

   一回だけ中国系のカップルが使っているのを見ましたが、

   とてもおしゃれなセットでした。(まぁ有償だからそんなもんかなぁ。)

   キャンピングカーを借りている場合は、

   「自分の調理器具」をみんな持っていますが、

    普通車で来てキャビンに宿泊する人は、持っていないので、

   「今日は自炊の気分」

    って時に使うのでしょう。ちょっと割高ですしね。

 

ちなみに、私たちは朝はコーヒーが欠かせず、

しかも、できればエスプレッソを飲みたいという強い希望があったので、

普段使っている、コンロ用のエスプレッソメーカーを持って行きました。

なので、コーヒーメーカーがあったかどうか、思い出す事ができないのですが、

たぶん、なかったところが多かった気がします。

 

バーベキュースペース

これも、ほとんどのところにありました。

バーベキューというと直火のイメージなのですが、直火ではなく、

ステンレス板の下で火が燃えていて、

熱くなったステンレスの上に油をひいて食材を焼くというタイプ

のものが多く見られました。

ちなみにそのバーベキュー台は真ん中に穴が開いており、

使い終わったら熱いうちにジュージュー水をかけて、

フライ返しやペーパータオルでゴシゴシやって

汚れを中の穴に落としてきれいにするのがマナーです。

一回だけ使ってみましたが、

大がかりなので二人の夕食にはフライパンで十分という結論に至りました。

もちろん、直火のものもありました。

 

大家族で来て、パパが家族の肉を焼いている姿はよく見ました。

みんなで外で食べるのは楽しいですよね。

 

欧米のリゾート地に無くてはならないバーベキューグリル

 

調味料など

これは基本的には一切ありません。たまに

「ご自由におとり下さい」

という形で「忘れ物」「不用品」がストックしてある場合がありますが、

消費期限も不明ですし、あてにはできません。

使う調味料は自前で調達しましょう。

ゴミ箱

ほとんどの場合、「燃えるゴミ」「缶・金属」「ガラス」など

分別になっている巨大ゴミ箱がキッチンの中か外にあります。

日本と同じく、場所に拠って分別方法が違っていて、

燃えるゴミでも「リサイクル」と「ゴミ」に分かれていたり、

ガラスの色によって「緑」「茶」「透明」

に分けるとか、いろいろなので、よーく注意書きを読みましょう。

ダイニングスペース

キッチンと同じ場所に机といすが並べられていて、

そこで食事もできるというパターンが多いです。

朝に夕に、

いろいろな国の、いろいろな家族が集まって、いろいろなご飯を作り

食べます。

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壁際にキッチン装備が並び、中央がダイニングになっている一般的なレイアウト

ダイニングが別室という場合もありました。

ポーチがあって、そこにベンチが並んでいたりすることもあります。

バーベキューコーナーにもたいていベンチと机がありますね。

車中泊者としては、

雨の日、風の日、寒い日、直射日光の強い日

  (つまり!ほとんど毎日???)

屋内でゆっくり食事ができるのは非常にありがたかったです。

ホリデーパークの周りにレストランもある場合は、

ダイニングでテイクアウトピザを食べているなんてのも良く見かけました。

 

ホリデーパークのキッチンのイメージはつかんで頂けましたか?

写真を見ていただいてもわかるように、

基本キッチンはよく清掃され、みんなきれいに使用しています。

日本人が言うのもなんですが神経質なくらいです(笑)

 

ただ、上記の写真はすべてTOP10ホリデーパークのもので、

設備の整った例だと思って下さい。

場所によっては、本当にお粗末な設備のところもあります。

 

ホリデーパークに到着する度に、キッチンを覗くのが楽しみでした。

いろんな国の人が「食」を分け合うホリデーパークのキッチン・ダイニング

楽しんでくださいね!

 

 

 

ニュージーランドのホリデーパーク・キャンプ場

ニュージーランドのキャンピングカーの旅が楽しいのは、

キャンピングカーの為の宿泊場所

ホリデーパーク・キャンプ場が非常に充実しているからです。

 

日本でもそうですが、ニュージーランドでも

一般の駐車場や路上に車を停めて一夜を明かすことは禁じられています。

むしろ、キャンピングカーを楽しむ人口が多いため

ニュージーランドでは規制も監視の目も大変厳しい

ので、キャンピングカーの旅をする場合は、

必ずホリディパークやキャンプ場を利用します。

 

特にお手軽キャンパーバンの場合、車載の機能が乏しい分

このホリデーパークの機能性が大変重要になります。

南島 ワナカ湖畔のホリデーパーク



キャンパーバンが宿泊できるホリディパーク&キャンプ場

ホリデーパークというのは

日本で言うのであれば「オートキャンプ場」が一番近いです。

広い敷地に

・車を駐車する「サイト」

・宿泊できる「コテージ・キャビン」

が並び、

利用者が自由に利用できる施設として

・キッチン

(・ダイニング)

・シャワー(温水)

・トイレ

(・ランドリー)

そして、

管理人がいる

・受付(ミニ売店

がある、という感じです。

 

「オートキャンプ場に近い」とは書きましたが、

日本のオートキャンプ場でここまで設備が整っている場所を私は知りません。

 

ホリデーパークという名前になっていれば、

ほとんど間違いなくこれらの施設がそろってます。

ただし、施設の充実度はピンからキリまであります。

基本的には「値段なり」ですが、

でも安くても立派だったり、高くても期待はずれだったり!

 

キャンプ場はたった一度しか使いませんでした。

専用アプリで見ると、NZには

めちゃめちゃたくさんのキャンプ場がありますが

中には、「ただの野原」みたいな所も多いようです。

 

 

私たちが実際に宿泊したホリデーパーク・キャンプ場を

3っつのカテゴリーに分けてみました。

設備の充実したホリデーパーク

クイーンズタウン(都会)のホリデーパーク、ほぼ満員状態です



私たちがお手軽キャンパーバンで利用したホリデーパークは、

主に一泊40~50NZドルかかる設備の整ったホリデーパークです。

NZ全土にある「TOP10ホリデーパーク」とか、

クィーンズタウンのレイクビューホリデーパークなんかが

一番設備が充実しているタイプになります。

 

ちなみに、TOP10ホリデーパークは

3種のグレードがあるようです。

①プレミアム

②スーペリア

③クラッシック

 

プレミアムとスーペリアの差はインターネットの回線が大きいとか、

ジャグジーがあるとかそういうことらしいのですが、

私たちはあまり差は感じませんでした。

利用料はプレミアムがちょっと高めの値段設定。

(余談ですが・・私はジャグジーって日本ではとても好きなんですが、

 外国のジャグジーは実際見ると・・・入る気になれません(笑)。)

 

プレミアムとスーペリアは施設が初めから

    「TOP10の規格」

にのっとって作られているようで、ほとんど不安なく利用できます。

 

それに比べると、クラッシックは

日本の「〇〇青年の森キャンプ場」とかいう感じの

集団宿泊施設をそのまま流用してある印象でした。

それでもちゃんと改修したり、足らざる施設を追加で建設するなどして、

快適な使用感は確保してあります。

 

利用料はスーペリアとクラッシックの値段差はあまりない感じでした。

むしろ場所に拠る、というか、

都会のホリデーパークは高めの値段設定だと感じました。

 

ただ、価格設定は同じTOP10の同じグレードでも

施設ごとに違っているので注意して下さい。

 

更に、同じホリデーパークパークであっても

「電源付きかどうか」で値段が変わる場合が多いです。

 

①パワーサイト(電源付きサイト)

②アンパワーサイト(電源なしサイト)

 

どちらにするかで決まってきます。

当然パワーサイトのほうが高いです。

試しにトップ10のホームページで10月末頃の

南島カイコウラの料金を検索してみたら。

 

アンパワーサイト:48ドル

パワーサイト  :52ドル

 

となっています。

やっぱり、3年前に比べると随分値上がりしているようですね。

これは大人2人の場合で、3人目以降は別料金です。

 

また、しばしば「全サイトがパワーサイト」というホリデーパークもあります。

その場合、アンパワーサイト利用者にとっては値段設定が割高です。

ちなみにパワーサイトに設置されている電源は、車用の特殊なコンセントで、

通常の200Vのコンセントとして利用することはできないので

お手軽キャンパーバンにとっては「宝の持ち腐れ」になります。

 

また、ホリデーパークにはコテージが併設されています。

ベッドがあるだけみたい部屋

(トイレやシャワーやキッチンは

  サイト宿泊者と同様、共同のものを使うことになります。)

もあれば、

専用トイレ・シャワールームや、簡易キッチンまでついているものまでさまざまです。

ちなみに、カイコウラの上記のサイトと同じ日程で

 

スタンダードキャビン(バスルームなし)  :  85NZD~

ユニット (バスルーム・キチネット有り) : 145NZD~

モーテル (バスルーム・キチネット有り  : 165NZD~ 

 

となっています。  

Top10ワイトモのキャビン


 

私たちも、車中泊に疲れたり、雨が降ったりしたら

「コテージ泊しよう!」

と思っていたのですが、実際旅を続けるうち車中泊に慣れて、

逆にストレスを感じなくなった関係で、

結局一度もコテージは使いませんでした。

 

私たちが多少割高でも「設備の整ったホリデーパーク」

を選んで宿泊したのですが、それは

①シャワー設備に「はずれ」が少なく、無料で時間制限も緩やか。

②キッチン・ダイニングが充実していて、ストレスがない。

この2点が大きかったからです。

 

キッチンやシャワー設備について別途詳しく説明します。

 

大型で装備がそろったキャンパーバンなら、

車の中だけでもある程度快適に暮らせますが、

お手軽キャンパーバンの場合は共用施設に依存せざるを得ないので、

特に天候が悪いことが予想される場合は

設備の充実したホリデーパークを選ぶことが必須です。

Wifi環境も大手の方がよりしっかりしています。

(それでもつながらないことはありましたけど)

 

基本的には「サイト」がちゃんと区切られ、

サイト番号が記載されたパークの地図を渡されて

「あなたはココ、○番に停めてね。」

と指示されます。

しかし、私たちが訪れたシーズンは(特に平日は)

空いているホリデーパークもあり、

「たくさん空いてるから、好きなところに停めていいわよ~。」

ということも多かったです。

 

カジュアルなホリデーパーク

値段が安い(一泊20から30ドルくらい)のホリデーパークでは、

あまり充実した施設は望めません。

より「キャンプ場に近い」感じでしょうか。

もしくは逆に、都会ではほとんど「駐車場に近い」感じのところがありました。

シャワー設備がしょぼかったり、温水シャワーが有料だったりします。

キッチン設備も本当に簡易で、

シンクも1つだったり、コンロがなかったりすることだってありました。

冷蔵庫は必ずありましたが、小さかったかも。

駐車場に見えますが、れっきとしたオークランドのホリデーパーク

 

ダイニングスペースもほどんどないです。

雨の朝にダイニングスペースがないホリデーパークに宿泊して

困ったことが二回ありました。

 

施設によってさまざまなので、アプリなどで個別に検討するしかないです。

実際行ってみて初めてわかるという場合もあります。

 

キャンプ場

初めに書いたように、ニュージーランドにはたくさんキャンプ場があるのですが、

水道もトイレもないただのフィールドという場合も多いです。

そいいう所で泊まることができるのは

「セルフコンテインド」

つまり、トイレを持っているキャンパーバンのみです。

「ノンセフルコンテインド」

つまり、トイレがないお手軽キャンパーバンは

ちゃんとトイレ施設のあるキャンプ場を選ぶ必要があります。

 

一か所だけ、マウントクックでDOCの運営するキャンプ場に宿泊しました。

①キッチン・ダイニングはシンクのみ、コンロなし

②シャワーなし

③トイレは照明なし(水洗だっと思います)

 

常駐の管理人もおらず、

「置いてある袋」にお金を入れて箱に投げ込んでおくというスタイルです。

半券を車のダッシュボードに掲示しておく必要があるので、

係員が定期的に箱の中身と車を点検してまわるんだと思います。

 

調理はカチットコンロをキッチンに持ち込んでしました。

照明が一切ないので、

夜間のトイレはヘッドランプが必須です。

私にとっては相当なアドベンチャーでしたが(笑)

空には降るように鮮やかな星々・・・素敵でした。

 

シャワーなしという環境ではありますが、

非常に素敵な場所だったのでできれば2泊はしたかったのですが、

天候の関係で一泊のみでした。残念。

 

もう一か所、真剣に宿泊を考えたのは

ワカティブ湖畔の無人キャンプ場です。

キャンプ場と言っても設備はトイレのみ(笑)

ここも無人で、袋に料金を入れて箱に入れる方式でした。

本当に美しく静かな湖畔のキャンプ場ですばらしかったのですが、

誰一人居ない静寂に逆にビビッてしまいました。

天気も良かったし、星が綺麗だったろうなぁ・・・。

もしこんな所でも、

トイレ・キッチン付きのちゃんとしたキャンピングカーなら

じっくり楽しめたかもしれません。

美しい水と緑(と簡易トイレ)以外、何一つない湖畔のキャンプ場

 

以上、ざっくりホリデーパーク・キャンプ場について感じたでした。

本当に場所によって違っていて、

どこに行ってもそれぞれ個性を見つけることができて楽しかったです。

 

気に入ったホリデーパークを見つけたら、何泊か追加して

ゆるーい感じでじっくりその土地を楽しむ!

そんなスタイルの旅、良いですよ。

「行っ特!ながさきの島」で行ってきた! 五島列島 福江島

青い海! 世界遺産! 海の幸!

2022年8月下旬

ずっと行きたかった五島の福江島へ行ってきました。

地域振興策によるお得なキャンペーンの利用です。

いろいろ条件はあるのですが、

 

①九州在住者

②コロナワクチン3回目接種済

であった私たち夫婦(4回目も済んでるけど)は

 

「ふるさとで心呼吸の旅キャンペーン」

     と

「今だ!五島へ行こう!旅キャンペーン」(行っ特 島旅)

     と

「青いぜ!しま旅 助成金

 

のトリプル使いで

福岡発の往復航空券  +  ホテル3泊(朝食付き)+半日定期バス

 

正規料金7万円のツアーが

 

   2万6千円

 

という料金に!

 

っで、更に

「ふるさとで心呼吸の旅キャンペーン」⇒ 一泊あたり2千円

「行っ得!五島クーポン 」     ⇒ 一泊あたり5千円

つまり3泊で

  2万1千円のクーポン券付き

なのです!

 

コロナ禍が未だ鎮まらない中ではありましたが、

感染対策に万全を期して臨んだ福江島は、とても美しいところでした!

 

福江島の旅と、今回私たちが感じた

キャンペーンを利用する場合の盲点・注意点についてご報告します。

 

なお、キャンペーンの仕様の説明はあくまで素人の見解です。

また詳細や適用条件などは現状のものを確認してください。

 

夕焼けに向かう空海上人像



五島と福岡は近い! すごーく近い!

五島に行ったことがなかった一番の理由。

それは「遠い」思っていたからでした。

福岡~長崎は電車で2時間程度

そこから更に船に乗り換えて2時間半程度かかります。

直行のフェリーなら8時間以上!

一日かかってしまうイメージだったのです。

 

でも・・・福岡から直行便があったんです!

オリエンタルエアブリッジというANA系列の航空会社が

一日2便就航していて、なんと飛行時間は

40分

もう、あっと言う間です。

 

一日目 鬼岳トレッキング コンカナ王国

空港のロビーには事前にお願いしておいた

コンカナ王国の送迎の方が、札を掲げて待っていてくれていました。

 

ただ、私たちはまず最初に福江港(船の港)に行かなければなりませんでした。

というのは、

 

クーポン利用の際の注意点①

  行っ得!五島クーポンは福江港の観光センターで引き換えなければなりません。

  なので、クーポンが必要ならまず福江港に行く必要があります

 

実はコンカナ王国は空港のそばで、福江港からは遠いのですが

事情をお話すると、コンカナの送迎の方がわざわざ港まで送ってくれました。

これは本当に助かりました。

(たまたま、時間に余裕があった為行っていただけたとの事。

 他のお客様の予定があれば行けないそうです。)

 

そして、コンカナ王国に戻ってチェックイン。

まだ11時頃でしたが、すでにお部屋の準備ができているとのことで

すぐに部屋に案内していただきました。

 

お部屋で一息ついてから、本日のメインイベント

鬼岳トレッキングに向かいます!

 

コンカナからちょっと山道をのぼってサイクリングロードへ。

その後は天文台までサイクリングロードを歩きます。

天文台から鬼岳は草地の中の一本道。

サンダルなら厳しいかもしれませんが、運動靴なら大丈夫だと思います。

鬼岳頂上までの緑の道



暑かったですが、心地よい風が常に吹いているので気持ち良かったです。

火口跡をくるりと回るコースもあるようですが、

私たちは鬼岳頂上まで行って折り返ししました。

西側の海岸線を一望できる絶景ですよ。

海もきれいだったけど、上から見下ろす畑がとてもきれいでした。

360度の海と山と、広い広ーい空は感動ものです。

鬼岳頂上からの眺め



 

下山したら、お腹がすいたので

鬼岳 四季の里で名物五島うどん地獄炊きを食べました。

 

普通と特があって違いを聞いたら

特は椿油を使った角麺なのだそうです。

両方頼んで食べ比べましたが、確かに「特」はおいしかったです。

ここでは行っ得!五島クーポンが使えました。

 

コンカナへ帰ったら、さっそく温泉

外の露天風呂が温泉なのですが、なんか濃ーい感じです。

「温泉からあがったら温泉成分を洗い流して下さい」

という注意書きがあります。

プールには入らなかったのですが、プールサイドに

おしゃれにリノベされたバースペースがあって

そこでしばらく涼んでいました。

 

その後、ワイナリーへ。

チェックイン時に「試飲券」をもらったのです。

夕食前に一杯、ワインのテイスティングをさせていただきました。

テイスティング



丸ごと一本買ってお庭で飲んでらっしゃるご夫婦もいました。

美しい鬼岳をみながらのワインはおいしいでしょうね。

 

夕食は「和食処 ばらもん」でいただきました。

お刺身の他、おなじみの居酒屋メニューもあっておいしくいただきました。

この店も行っ得!五島クーポンが使えました。

 

 

二日目 定期観光バス 市内観光 カンパーナホテル泊

朝、8時40分から定期観光バスで島内観光です。

このツアーには「体験商品」を一つ選ぶ事が条件になっていて、

いろいろあったのですが、私たちは千円だけプラスして

半日の観光バスに乗りました。

 

コンカナから乗ったのは私たちだけでしたが、

長崎からの定期船が到着した福江港で8人ほど乗られました。

はじめ、ちょっとびっくりしたのですが、

この時のバスガイドさんは「年金生活です」とおっしゃる

元気なおばさまでした。

サプリメント介護保険の支払いの為に週3日働いてます」

とのこと。

ずっと子供の時から五島にお住まいの方で、昔の話や

いろいろ島の生活の話が聞けて、本当に楽しかったです。

 

あいにくの雨模様でしたが

井持浦教会(日本最初のルルド)⇒ 大瀬崎灯台 断崖 ⇒ 高浜ビーチ

を案内してもらいました。

 

午後からもコースはあって堂崎天主堂などと回るそうです。

 

私たちはお昼から福江市内を観光しました。

っで、その前にお昼ご飯を食べることにしたのですが、

 

クーポン利用の際の注意点②

  行っ得!五島クーポンは「お土産」の購入には使えません。

  一人一泊5千円のクーポンがあるので、どんどん使わないと使い切れません。

 

本当は「海鮮丼」とか食べたいところなのですが、

昼間は営業していないところばかりで結局普通にカツカレーを食べました。

ちょっと残念。

でも、クーポン券での支払いなので、ま、いいかという感じ。

 

お昼からは

福江城跡、武家屋敷通り、資料館などを見て回りました。

福江城は今は高校になっているのですが、石垣が大変立派でした。

もともとは海城だったそうです。

お堀を彩る蓮の花

午前中にガイドさんから歴史について聞いていたので

大変興味深く見学しました

武家屋敷通りの石垣も独特のスタイルが印象的でした。

 

夕方にカンパーナホテルにチェックイン

(荷物は先にホテルで預かってもらってました。)

このホテルは最上階に大浴場があって、港や鬼岳がきれいに見えました。

 

さぁ!お楽しみの夕食です。

私たちは旅先で地元の居酒屋に入って、

地の物を食べるのを非常に楽しみにしておりまして

今回も当然、町にくりだしました。

が・・・。

クーポン利用の際の注意点②

  行っ得!五島クーポンは限られた店でしか使えません。

 

飲食なら基本使えるんだろう、

くらいの気持ちで飛び込みで入った店で

「クーポン使えますか?」

と聞いてみたら2件連続で断られ、その時初めて

「使える飲食店」がけっこう限られていることに気がついたのです。

仕方なく、ホテルに戻ってクーポン券を受け取る時にもらった

クーポン券が使える店の一覧を取りに戻りました(泣)

一覧にはホテル・レンタカー・飲食店などが一覧されているのですが

実は決して多くはありません。

っで、気を取り直して再度「使える店」をグーグルマップで探して

訪ねたのですが、なんと!3件連続で店休(号泣)

 

しかたなく、中華料理で夕食を済ませました。

餃子おいしかったけどね・・・海鮮たべたかったなぁ。

でも、クーポン券での支払いなので、ま、いいかという感じ?

 

三日目 レンタカーで島巡り  カンパーナホテル泊

一日レンタカーを借りて島内を巡りました。

まず、最初に向かったのは

「ダイキョーバリュー福江店」

ちょっと郊外にある比較的大きなスーパーマーケットです。

 

旅にでると必ず「地元のスーパー」に行きます。

地元の人に聞いたりして、普段よく買い物をする店に行きます。

このご時世ですから、スーパーマーケットに並んでいる品は

全国共通のものがほどんどなのですが、必ず

「え?」っと驚くことや、見たことない商品を発見するんです。

今回はやっぱりお魚が面白かったです。

名前と見ただけでは良くわからない魚たち、値段はちょっとびっくりです。



キッチン付きの部屋だったら、絶対買って帰るんだけどなぁ。

そして、いくつかあるスーパーの中から

わざわざダイキョーバリューを選んだのは、

ふるさと心の旅クーポンが利用できるスーパーだったからです。

 

クーポン利用の際の注意点③

「ふるさとで心呼吸の旅キャンペーン」のクーポンは、一部のスーパー、コンビニで利     用できます。

 

お土産も、スーパーの方がいろいろな種類の中から選べたり、簡易な包装でお安く売っていたりすることもあります。地元の人はちゃんと良い物を知ってますしね!

スーパー見学とお土産の下見を楽しみました。

 

次に向かったのは堂崎天主堂。車で15分くらいです。

この日は本当に良く晴れて、青い海と天主堂はとても美しかったです。

海と空の青に映える天主堂

中は展示室になっています。

特に印象深かったのは明治~大正にかけての信者さんの写真。

周辺の村から小さな船で、たくさんの信者さんがやってくるのですが、

若い子達はお揃いの白いドレス。男性はカンカン帽をかぶって

本当に正装で礼拝に向かわれていたんですね。

信仰のまっすぐさと喜びが伝わって送る写真でした。

 

次にお昼を食べようと向かったのが遣唐使ふるさと館。

ここも行っ得!五島クーポンが使えるのですが、

メニューは普通の定食屋さんみたいな感じでした。

事前に予約すれば「鬼鯖定食」(地元の鯖を使ったおいしい鯖寿司)

とか食べられたそうです。

鬼鯖!食べたかった!

仕方なく、かき揚げどんぶりとチャーハンの昼食です。

でも、クーポン券での支払いなので、ま、いいかという感じ???

 

遣唐使関係の展示もあって、万葉集の歌が紹介されてました。

昔は、黄泉の国の入り口という位置づけだったのですね。

 

昼ご飯後は、青いビーチが見に行きました。

昨日は雨模様でちょっと残念な色だったので、リベンジです。

泊ビーチと高浜ビーチを訪ねました。

奥が泊ビーチ 手前が高浜ビーチ



泊ビーチ、本当にきれいでした。

小さな海の家があって、子供達が海水浴を楽しんでいました。

ああ、夏休み!

海の青さもだけど、砂の白さと細かさに感動です。

 



高浜ビーチは泊ビーチより少し大きめ。

ビーチハウスも大きくて立派です。

訪れる人も海水浴客より、観光客が多めな感じ。

だいぶ時間があったので、ここのビーチハウスでかき氷をいただきました。

ザ ナツヤスミ

 

 

マリンスポーツのデスクもあって、パラセールが大人気でした。

たくさんの人が舞い上がっていました。



 

本日の締めは夕焼けと決めていたので

三井楽の西岸を北上し柏崎公園へ。

道が相当に狭くて、相当に心細かったのですが、

到着したところは集落になっていました。

公園が整備されていて、自本涯の碑と空海の像、小さな灯台があります。

どこまでも続く海、広い広い空。

遠い昔の遣唐使達に思いをはせます。

ここで夕焼けを待ちました。

日が沈みきった後広がった夕焼けは素晴らしいものでした。

 

40分ほどで福江市内に戻れます。

そこから本日の居酒屋を探します。

行っ特島旅のクーポンが使える店の中から、

ネットで営業時間を確認し、アテにしていたお店が2軒。

が・・・

一件目は「今日はもう魚がないのよ~!」と断られ

二件目はなぜか・・・なぜだか閉まっていました。

ガックリ・・・・。

前日訪れた店もそうだったんだけど

「臨時休業」の貼紙も何もないんですよね。

心が折れました。

 

時間も遅くなっちゃったし、これ以上うろうろする気にはなれず、

スーパーでお弁当を買ってホテルで食べました。(大号泣)

 

クーポン利用の際の注意点④

「行っ得!五島クーポン」のクーポン使える店は限られているので、事前に予約した方が良いです。

 

「現地で店をみて良さそうな店に飛び込みで入る」

という手法を愛用している私たちには、クーポン利用はむずかしかったです。

 

四日目 鐙瀬 お土産調達 

夕焼けを見る為にレンタカーを24時間レンタルにしていたので、

朝の内に鐙瀬に行きました。

1日目に鬼岳から見下ろした黒い溶岩の海岸を身近にみることができました。

 

その後、再度ダイキョーバリュー福江店へ

っというもの、2日目にお土産下見をした時に見たお魚の天ぷらが、

すごーくおいしそうだったので、どうしても買って帰りたかったのです。

実際、魚がかっつり感じられるおいしい天ぷらでした。

わざわざ買いに行って正解だった、地元のおいしい天ぷら

あと、地元の焼酎を調達。

 

車を返却した後、レンタカー屋さんに空港まで送っていただきました。

その際に「閉まっているお店が多くて・・・。」とお話したら、

コロナの影響ではないか、とのことでした。

これまで、五島ではコロナ患者は出ても数人だったそうなのですが、

この夏は患者がどんどん増えてしまったそうです。

濃厚接触になって、急にお店を休んだりする例もやはりあるそうです。

臨時休業の貼紙・・・できないかも。

やはり、時期は悪かったのかもしれないと改めて思いました。

 

帰り良く晴れて、九十九島呼子唐津の美しい姿が間近に見え

ちょっとしたアトラクション気分で40分を楽しみました。

 

 

また行こう。それしかない。

今度は、おいしい海鮮をやまほど食べるぞ!っと思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャンパーバン徹底比較 ジューシー VS スペースシップ

ニュージーランドにはキャンパーバンのレンタル会社が山ほどあって、

様々なタイプのキャンパーバンを取り扱っていますが、

私たちが利用したのは2社。

 

北島で10日間⇒ジューシー(jucy)

南島で20日間⇒スペースシップ(space ship)

 

2社とも「エスティマ改造型」のキャンパーバンが主力の一つで、

①小型

②オートマ

③安い

この3つの希望に合致したからです。

同じエスティマの改造型なのですが、実際にはけっこう使い勝手が違いました。

そこで、この2社について、私たちの感想を書きます。

実際に検討する場合を考えて、細かく具体的な部分についても

書きましたので参考にしてください。

 

ちなみに、私たちが利用したのは2018年なので、

すでに変わっている部分もあるかもしれません。

実際利用を考えている場合は

HPなどで十分確認してくださいね。

 

 

 

 

車体

どちらも同じエスティマ改良型だし、

車によって年式や走行距離は違いますので、

あくまでも私たちが借りた車の場合、ということになりますが・・・。

 

ジューシー

たぶん2000年式のものだったと思います。

走行距離30万キロ越え!

まぁ、一番リーズナブルなクラスを選びましたからね。

 

なんと!!!!!!運転はできました!!!!!!

故障もなかったです。(笑)

 

しかしながら、ショックはかなりへたっていて、

山岳部のヘアピンカーブはかなり苦労しました。

あと、サイドドアの自動開閉装置がうまく作動せず、

開かなかったり、閉まらなかったり、けっこう苦労しました。

 

初日の夜のこと、

夫が鍵を持ったままシャワーを浴びに行っていた間

いったん閉めたドアが半ドアになった為開け直そうとしたら、

突如、防犯ベル鳴ってしまいました。

静まりかえった夜のホリデーパークの闇を切り裂く警報音!

死ぬほど焦りました。

 

まぁ、3日も付き合うとテンションのかけ方のコツがわかってきて、

うまく使えるようになってきましたが。

・・・安いって、そういう事ですね。

 

ただ、ニュージーランドってとても古い物を大切にします。

特に車に関しては、相当年季の入った車が現役で走っていました。

それを考慮すると、十分、許容範囲内といえると思います。

 

スペースシップ

走行距離は10万キロ。新しい!(爆笑)

まぁ、ジューシーに比べるとはるかに普通な感じでした。

 

ジューシーより少しだけ上のクラスにしたからだと思います。

ただ、17日目にして燃料メーターが壊れました(涙)

メーター残量が1/4になったところで、

ガソリンスタンドで満タンにしたら

 

メーターが0をさして動かなくなったのです。

 

故障の場合は対処してくれるようでしたが、

走行は可能でしたし、あと2日で返却というタイミングで

修理となっても時間がかかるのも嫌だったので

「ガソリンメーターが壊れたがこのまま期限までレンタルする」

とメールを入れて、

返却まで、常に多めにガソリンを補給し、ドキドキしながら運転しました。

 

保険は「すべて保障」のものに入っていたし、

そもそも運転が起因ではなく、車の故障なので当然ですが、

修理代を取られることはありませんでした。

原因は・・・不明!

 

キッチン設備

ジューシー

JUCY CABANA レイアウト

キッチン設備ははバックドア側(ベッドの頭側)に組み込まれています。

①小さいシンク

②冷蔵庫

③カチットコンロ

④調理用具・カトラリー入れ

等々が、バックドアを全開にして後ろから利用するようになっています。

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ジューシーのキッチン装備はバックドア側に集約されています

 

シンクはタンクに水を補給できるようになっており、

そこからポンプ式で(シュコシュコと)出すようになっています。

排水はそのまま外に流れ出ます。

引き出し式のテーブルがあり、そこでカチットコンロが利用できます。

シンク下の調理用具入れに、冷蔵以外の食料品を入れる余裕があります。

バックドアを開ければすべてそこにキッチン用品がそろっているので

 

「眺めのいいタウポ湖畔でサンドイッチを作ってランチ」

 

なんていう事は非常にやりやすかったです。

 

しかし、毎日の食事について言えば

①「雨」・「風」・「外気温」・「直射日光」いずれかの影響が少なからずあった

②ホリデパークのキッチンの方が圧倒的に使いやすかった。

③実はカチットコンロが壊れていた(爆笑)

 

為、「屋外で本格調理」ということにはなりませんでした。

 まず、シンクは水を運ばなければ使えない上に

使ったとしても「ちょっと野菜を洗う」程度で、

食器(汚れ物)を洗うにはかなり無理がありました。

 

カチットコンロは(利用できていたとしても)どうしても風の影響を受けます。

寒さや直射日光、風に晒されながら調理するより、

ホリデーパークの広々したキッチンの方がはるかに快適だったのです。

っという訳で、カチットコンロが壊れていることに気がついたのは、

旅も終わりの頃だったのでした(笑)

 

とは言え、

バックドアを開けるとキッチン」

という思想は非常にわかりやすく、

コンロ・シンクなどの設備が整っていない場所で泊まる場合は

活躍するのではないでしょうか。

 

冷蔵庫は決して大きなものではないのですが、けっこう使えました。

食材を持ち回る旅では必需品ですね。

1リットルペットボトルを立てて入れることはできませんが、

350ミリビール缶を2つ重ねて入れることはできます。

一番底に少しくぼんだ部分があって、そこは冷凍庫として使えます。

冷やす力もそこそこあって、野菜を凍らせて失敗したことがありました。

 

ちなみに、レイアウトを見てもらうと

昼間は「テーブルとソファ」という

レイアウトとなっているのですが、

私たちは一度もこのレイアウトは使いませんでした。

 

スペースシップ

スペースシップの場合、

調理用具・カトラリー入れ・冷蔵庫・カチットコンロ

すべてベッドの下に入っています。

 

これらを使う為にはベッドを一部上げなければなりません。

シンクはなく、代わりに持ち運びできる水のタンクが入っています。

(私たちは利用せず。)

つまりスペースシップの場合、車で調理するには

水タンクやカチットコンロを置くテーブルなどの「調理場」を

車外に作らなければなりません。

「キッチン」と呼べる設備はないのです。

 

逆に、私たちが実際利用してみた感想として

スペースシップは

 

どうすればホリデーパークで快適に過ごせるか

 

を考えて作られており

調理もホリデーパークのキッチンですることが前提と

なっているのではないか思うのです。

 

ベッド下から取り出す為にはマットを持ち上げる必要があるため

ベッドと冷蔵庫を同時に使う事はできませんが、

ストレージの容量がジューシー比べても大きく、

専用バスケットがあってストレージにスッポリ収めることができるので、

食材もカトラリーもバスケットに入れて丸ごとキッチンに持ち出す

・・・という使い方は実際に使ってみると

非常に使い勝手がいいものでした。

 

ちなみに、後でも書きますが

スペースシップはテーブルやサイドにつけるテントがついてくるので

ホリデーパークではないところで調理する時はそれらを使います。

 

冷蔵庫は冷蔵のみ、冷凍はありません。

大きさはジューシーをほぼ同じです。

(一リットルペットボトルは縦には入らず、350ミリビール缶が縦二つ)

 

ストレージ(持ち込み荷物置き場)

ジューシー

運転席のすぐ後ろにストレージ(物入れ)があります。

40Lのザック(あまり中に物を入れてない状態)は入りましたが

小型スーツケースは入りませんでしたので、

着替えや必要品はスーツケースに入れて

寝る時:運転席&助手席

運転時:後部座席のベッドの上

という感じで移動させていました。

ジューシーを利用する場合は小型でもトランクはない方がベターかもしれません。

 

スペースシップ

ベットに下に大きなストレージが2つあります。

レイアウトのようにバックドア側に1つ(テントやテーブルなどの備品)と

ベットの中央に一つ(調理器具・食器・食品入れ)です。

閉じた状態なら小型スーツケースの入る、けっこう大きい収納で、

ベットの中央のストレージには鍵がかけられるようになっていました。

収納としては非常に使いやすいものでした。

それと、これは偶然かもしれないのですが、

ベッドの下に小型(機内持ち込み可のサイズ)のトランク2個を

置いておく事ができるスペースがありまして、

これが便利でした。

ベッドの下に小型トランクがのぞいているのがわかりますか?

ベッド

どちらの会社もちゃんとフルフラットのベッドになります。

痛くない程度のしっかりしたマットにシーツをかけて使います。

掛け布団はダブルサイズが一枚。これにもカバーをかけて使います。

ちなみに私たちは防寒の為、寝袋を二人分持って行き、

気温が低い時に布団と併用しました。

 

ジューシー

キッチンが後ろにまとまっており、

その後ろから前部座席の間がベッドになるため

ベッドがちょっと短いです。

でも、身長170㎝くらいの旦那はまったく問題なかったです。

そして、スペースシップに比べるとベッドが低い位置になるので、

起き上がった時に天井との間に余裕があります。

 

スペースシップ

ストレージがベッド下に収まっており、

前部座席からバックドアまでまるまるベッドになる為、

ベッドの長さはジューシーより長めです。

更に身長が高い人の為に後ろに付属のテントのような覆いをつけることで

ベッドを長くすることができるようです。(使いませんでしたが)

ただ、ストレージが下にある為ベッドの位置が高く、

起き上がった時、天井が低く感じる為、

着替える時には少し窮屈に感じました。

 

備品

ジューシー

鍋(小型)・フライパン・俎板(小型)・包丁(小型)

大皿・小皿・マグ・サラダボール・ザル・

スプーン・フォーク・ナイフ(食事用)

キッチンスポンジ・フキン・食器洗いスポンジ

カチットコンロ(壊れてて使えず)

タオル(2)バスタオル(2)

 

スペースシップ

鍋(中型)・フライパン・俎板・包丁(大型)

大皿・小皿・マグ・プラスチックのグラス・ザル

スプーン・フォーク・ナイフ(食事用)

キッチンスポンジ・フキン ・食器洗いスポンジ

カチットコンロ(2個)水タンク(2個)

タオル(2)

トランプ(プレゼント)トートバック(プレゼント)

 

ざっくり備品のリストだけ見るとさほど差はないのです。

でも、実際の使い勝手ということになると

若干スペースシップに軍配が上がります。

 

ジューシーの場合

①お鍋が小さい。

ホリデーパークのお鍋が使えない場合、調理がかなり制限されました。

②「小型の切れないフルーツナイフ」しかない

まともな調理をするのは不可能です。

 

スペースシップの包丁はそれよりはるかにましで、

一応調理は可能でしたが、あまり切れのいいものではなかったです。

とあるホリデーパークでフランス人一家が調理をしていたのですが、

ジャガイモとにんじんの皮を剥き、みじん切りにするのに

額に皺を寄せて1時間近く挌闘し、もう精魂尽き果てた

という感じになってました。

真面目な方だったんでしょうね。

どのレンタル会社かは知りませんが、

多分レンタル品の場合包丁はどこもネックなのかもしれないと思います。

 

ちなみに、多くのホリデーパークでは共用できる

備え付けの包丁やお鍋があり、それを使うことの方が多かったのですが、

ホリデーパークによっては、まったく備品がないところもあるので、

ストレスなく調理したい方は使い慣れたものを持参されることをお勧めします。

(機内持ち込みは当然できないのでお気をつけ下さい。)

 

③フキンが粗悪

特にジューシーのは拭くと細かいくずが食器につくので利用できませんでした。

その為、日本から持参した日本製フキンは大変重宝しました。

 

 

更にスペースシップは

調理用具や食材を運ぶためのバスケットが付いています。

スーパーのレジカゴみたいなカゴが2つなのですが

これは本当に重宝しました。

いずれにしろ、ホリデーパークを利用する場合は、

何でも放り込める大きなバックがあった方が絶対便利です。

またおまけのトートバックもシャワーに行くときにとても重宝しました。

 

また、台拭き、食器洗い、食器洗い洗剤は

ほとんどの場合ホリデーパークのものがありますし、

 

さきほど書いたように鍋や包丁だけでなく、

フライパン、まな板、食器などについても

ホリディパークのものを使える場合があります。

(ホリデーパークの備品については別途解説します。)

 

タオルについては、

ジューシー

  スポーツタオル×2

  バスタオル×2

 

スペースシップは

  スポーツタオル×2 のみ

  バスタオルなし

 

え?バスタオルがないと困るでしょ?とお思いになるかもしれません。

しかし、実際にお手軽キャンパーバンで旅してみると、

濡れたバスタオルを乾かすのはけっこう大変でした。

乾燥室があるか、ゆっくり天日に干す「時間と天候」恵まれないと

バスタオルを濡らすことができないんです。

生乾きのバスタオルと同じ車内には居たくないでしょ。

 

スペースシップは実体験に基づいて備品を用意しているなぁ

と思うポイントの一つです。

 

っと、様々ジューシーの文句を言いましたが(笑)、

全く使えなかったのはコンロと包丁とフキンだけで、

他のものは便利に使わせていただきました。

どんな時でも、どうにかすれば、どうにかなるもんです。

 

充電ポート

命綱のスマホ2台とタブレット

それにカメラ2台が常にお腹を空かせて充電を欲しがります。

スマホがないと次に泊まるホリデーパークも探せませんし、

天気もわかりません。

もちろん日本にいる家族との連絡もとれません。

絶景に出会っても、写真とれないと辛いですよね。

 

キャンピングカーの旅にとって充電は最重要課題

 

です。

 

ジューシー

運転席の操作パネル内にUSBポートが一つついています。

でも運転中にしか使えません。

ナビゲーションとしてのスマホは移動の際の命だっ命綱だったので、

その為には随分助かったと言えます。

そして、2台目のスマホとカメラ二台については、

運転中にシガレットライターから電源を引いて充電したのですが、

それだけではどうしても足らず、

毎晩ホリデーシーズンパークのコンセントを探して充電してました。

 

でも、ホリデーパークの利用者は充電に飢えていて、

コンセントが満杯だったりしますし、

さすがに携帯やカメラを公共の場所に放置することもできず、

充電の間の付き添いが必要だし、

待ってる間にスマホを見ちゃうので余計に充電が溜まらず

相当苦労しました。

 

スペースシップ

セカンドバッテリーに直接つながっているUSBポートが2つあり、

これが非常に役にたちました。

ホリデーパークのコンセントを探さなくても寝ている間に楽勝で充電できますし、

運転中ももちろん充電可能です。

これでバッテリーの心配が一気に解消しました。

セカンドバッテリーから直接つなげるポートが二つ!

これは本当に神!
心から感謝です。

 

 内装

①カーテン

ジューシー

すべての窓に大きさがぴったりあったロールアップ式のブライドがつきます。

遮光性は高いのですが、

全部巻き上げるのがけっこう面倒だし留め具が古くなっていて

なかなかうまく止まらず、出発の度に苦労しました。

スペースシップ

すべての窓にカーテンがつきます。

ちょっと端が開いたりして遮光性はいまいちですが、

シャッっと引くだけなのでとても楽でした。

②車内照明

ジューシー

セカンドバッテリーで点灯する車内灯が一つあります。本くらいは十分読めます。

スペースシップ

セカンドバッテリーで点灯する車内灯が左右に二つあります。二段階に調光できます。

③寝具

ジューシーもスペースシップも、

フラットなマットと布団(ほぼ正方形)と枕2個、

それにそれぞれシーツ&カバーがつきます。

 

ちなみに

ジューシー   ⇒ジューシー色(黄緑と紫)

スペースシップ ⇒スペースシップ色(オレンジと白)

 

どちらもド派手(笑)

ちなみに私たちは、布団が一枚ということに不安があったので、

念の為寝袋(3シーズン用)を一人ひとつづつ持参して併用しました。

10月から11月にかけてのニュージーランドは、

山岳部では0度ちかくなることもあったので、

このダブル使いは非常に重宝しましたが、

まぁなくても、着るもので調整できるかもしれません

(ふとんは取り合いになるかもしれませんが。)

カバーの替えはないので、必要時には洗う必要があります。

 

 

外装備品

ジューシー

社外で使うイスやテーブルをオプションで借りる事ができます。

私たちはイスとテーブルを、あらかじめ予約したのですが、

「テーブルの在庫がない」

ということで、当日になって一方的にテーブルのみキャンセルされました。

他にソーラーシャワーとかも借りられるようです。(あまりいらないかなぁ)

スペースシップ

テーブルとイスは無料でついてきます。

あと、サイドドアにつけるテントも無料でついてきます。

これは吸盤(ルーフ二か所)&ペグ(地面二か所)で固定します。

確かに、雨の場合はこれがあると便利なのですが、

風で飛ばされる心配があったりして、実際はあまり使いませんでした。

 

 

受付

予約は両方ともHP上から行います。

詳しくはまた別途説明したいと思います。

 受付では両方ともたくましいおねぇちゃん達ががんばってました。

 

ジューシー

借りだしの際、様々な事項を聞かれて、

係員が必要事項を打ち込んでいきます。

運転や装備についても別にこれといった説明もなくバックドアを開けて

「ここに冷蔵庫と備品があるからね、じゃーね」

という感じ。

サイドブレーキの場所が分からず、

隣の車を出そうとしていたドイツ人の女の子と

「どこだろう?どこだろう?」って騒いでしまいました。

 

返却する際、カセットコンロが壊れてたよと言った時も、

「え?あぁ、ほんとだ、わかった。」

みたいな感じでした。

「ごめんなさい」的な感じはまったくなく、

非常にカジュアルな応対 ☜ すごく好意的な表現使いました。

 

スペースシップ

事前のチェックインという方法が取られていて、

HP上であらかじめ自分で必要事項を打ち込む必要があります。

私たちは良くわからなかったので

当日スペースシップの事務所のタブレットで打ち込みましたが、

けっこう時間がかかりました。

あと、スペースシップは燃料メーターが壊れて、

本当に迷惑したのですが、返却の際、

「燃料メーターが壊れたのね。うん、いいわ、サンキュー!」

って感じでした。なんだかなぁ。しょんぼりです。

言ってしまえば

非常にカジュアルな応対 ☜ すごく好意的な表現をまた使いました。

 

 

空港からの送迎

ジューシー(オークランド

けっこう頻繁に行き来しているようなので、

指定の場所に行って、たまたま居ればそのまま乗っちゃっても良いようです。

私たちの場合は見当たらなかったので電話をしたところ、運転手がすぐでてきて

「あと、10分くらいでいくから!」

と応対してくれました。

帰りも

「国内?海外?」と聞いてくれて、私たちは国内線まで送ってもらいました。

もちろん無料です。

 

スペースシップ(クライストチャーチ

「スーパーシャトル」という専門のピックアップ業者に送迎を委託していて、

ちょっと待っているとそのその業者がまわってくるので、それに乗ります。

HPには送迎は、21日以上レンタルをする場合には無料と書いてありますが、

実はそれは往路だけなのでご注意ください。

free transferという言葉と信じていた私たちはカウンターで、

帰りは有料(29ドル)と聞いてがっかり。

直前に燃料メーターの件の対応に誠意を感じず、

がっかりしていたところへの追い打ちだったので、

カウンターの女性が私たちの背中に

「タクシー呼びます?」

聞いてきたのを無視して外へ出てしまい、

勢いで空港近くまで歩いてしまいました。

事前にホテルに荷物を入れており、手ぶらだったのですが

はっきり言って、歩くには遠いです・・・2.6キロ!

怪我の功名ですが、この道すがらアメリカの南極探検の支局があって、

南極探検車を見ることができました。

でも、遠かった・・・タクシー呼べばよかった(苦笑)

というか、Uber入れときゃよかった。

バスなどもない為、

シャトルかタクシー(もしくはUber)の2択

となりますのでご注意ください。

 

さぁ、各項目ごとに比較してみましたがいかがでしょうか。

総合的に言って、

 

ジューシー  ⇒ 本格的キャンピングカーをそのまま簡素化

スペースシップ⇒ 実際の利用シーンに合わせた、現実的な装備

 

という感じです。

間違いなく、スペースシップの車の開発者は、

実際こういう車中泊専用車でニュージーランドを旅して、

    「これがあるといい!」

    「こっちの方が便利!」

という視点を持って開発したのだと感じます。

その為、スペースシップの方がはるかに利用しやすいと感じました。

それが良く表れているのが

「セカンドバッテリーにつながるUSBポート」

「簡単なカーテン」

「持ち運びに便利なバスケット&トートバック」

「まさかのバスタオルなし!」

「小型トランクを置いておけるスペース」

「鍵のかかるストレージ」

ということです。

 

しかし初めに書いたように私たちは、

スペースシップではジューシーより若干上位クラスの車を借りているので

一概には言えませんし、

ジューシーも新しいタイプの車をどんどん投入しているようなので、

レンタルされる際にはそれぞれの仕様を個別に検討してくださいね。

受付や送迎も今とは違っている可能性があります。詳細は十分ご確認下さい。

 

 

お手軽キャンピングカーってどんな車?

私たちが利用した、ニュージーランドでお世話になった小型キャンピングカー。

どんな感じのものなのか簡単に説明します。

 

ニュージーランドではキャンピングカーのことを「キャンパーバン」と言います。

(本格的なのも、小さいのもぜんぶ)

なのでここからは

キャンパーバン(=キャンピングカー)と書きますね。

 

すごく馴染みのある、この感じ!

私たちは北島10日間、南島20日

このエスティマ改良型のキャンパーバンをレンタルしました

北島→JUCY

南島→SPACE SHIP

 

2社とも、小型のキャンパーバンレンタル会社としては有名で、

2社ともに、エスティマ改良型のキャンパーバンを扱っています。

 

これが私たちが北島でレンタルしたキャンパーバン 

JUCY(ジューシー)社Cabanaです。

 

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JUCY社 の  Cabana

な~んか派手ですね(笑)

でも、車体は 

   トヨタ エスティマ 

そのまんまです。

 

寝るときはバックシートがフルフラットのベッドになります。

 

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JUCY CABANA のバックシートをベッドにしたところ

中もド派手ですが、

ね、「キャンピングカー」というより、むしろ、車中泊でしょう?(笑)

 

 

エスティマ改良型キャンパーバン

そもそも、ニュージーランドでキャンピングカーを借りようと

キャンパーバンのレンタル会社のサイトを見ると

 

大雑把に3タイプに別れます。

①ミニバンの後部座席がそのままベッドになる車

②ベッドがルーフトップにあって、後部座席にキッチンなどを組み込んだ車

③大型車にキッチン・ベッド・トイレ・シャワーなどを完備した本格派

 

お手軽キャンパーバンは①のクラスです。

ハイエースか、もう少し大きい車が②のクラス

一般的に「キャンピングカー」と言われてイメージするような車は

③のクラスになります。

 

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比較的大型の、より本格的なキャンパーバン

 

小回りが利く

とにかく、これが一番の利点です。

ニュージーランドの山越えワインディングロードでは、

大型車は本当に辛そうでした。

「のんびり行けばいいじゃないか」

とは言うものの、ニュージーランドの一般道は基本的に制限速度100キロです。

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100キロで走るニュージーランドの田舎道

ミニバスみたいな車体で一般道を100キロで走るはなかなか大変ですし、

普通車がすぐ後ろへ何台も並んで、いかにもイライラついてくると、

道を譲れるポイントに来るまで本当に落ち着きません。

また、ニュージーランドに多い「山越えワインディングロード」では

重い車体で連続するヘアピンカーブを切り抜けなければなりません。

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崖っぷちの急カーブが連続するアカロアへの道

こういう箇所にさしかかる度にお手軽車キャンパーバンで良かったと思いました。

 

装備は最低限

 

ちなみに、ニュージーランドではキャンパーバンは

セルフコンテインドとノンセルフコンテインドの2種類に分類されていて、

それぞれ泊まることができる場所に制約があります。

セルフコンテインドとは自己完結できるという意味になり、

トイレなどが完備されているタイプになります。

ニュージーランドのキャンプ場の中にはトイレもなにもない、

という所も相当あってそいうところはセルフコンテインドしか

駐車できないという規定があるようです

 

「お手軽キャンパーバン」はノンセルフコンテインドです。

 

キッチンの装備 : 簡易 ⇒ 簡便 ⇒ 本格

トイレ     : なし ⇒ 簡易 ⇒ 本格

シャワー    : なし ⇒ 簡易 ⇒ 豪華

TV・エアコン : なし ⇒ 本格

リビングスペース: なし ⇒ 簡易 ⇒ 豪華

 

と分けるとするとお手軽キャンパーバンは

 

キッチン    :小さな冷蔵庫(冷凍庫)・カチットコンロ、調理用具・カトラリー

トイレ・シャワー:なし

TV・エアコン :なし

リビング    :後部座席をイス型にアレンジ可能

 

となります。

ちなみに

「後部座席をイス型にアレンジ可能」とは言うものの、

車の後部座席を椅子にすることなんで、ただの一度もありませんでした。

まぁ、

後部座席よりは快適な椅子&テーブルがそこかしこにあったので

その必要がなかったというべきかもしれません。

アウトドアの楽しみに来ているのだから、当然かも。

 

基本的には

①移動する車

②食材と物品のストレージ

③ベッド

 

この3つのことにしか使いませんでした。

だから、調理・食事・トイレ・シャワー・リビングスペースなど

すべてにわたってホリデーパークの設備を精一杯利用して過ごします。

しかし、

私たちが利用した2社についても、

それぞれに特徴・工夫があって使い勝手がまるで違いました。

 

そして、ニュージーランドにはとんでもなくたくさんの

レンタルキャンパーバンの会社があって、

いろいろな車を出しているので、

気になる方は一度比較サイトを覗いてみて下さい。

 

ちなみに、大きい本格キャンパーバンで良く見かけたのは、

ミニバスくらいの大きさのベンツで、借りてないのでコメントできませんが、

上記の装備がフルで備わっていて、本当に小さな家を連れている感じ。

調理も食事もすべて車の中で済ませられるし、

中にはとってもラグジュアリーな車もあって、

小型車利用者としては、正直、うらやましいなぁと思いました(笑)。

そういう人も

調理や食事はキャンピングカー内でしても、

食器洗いとシャワー等は共用施設を使っている人たちが多かった気がします。

 

シャワーやトイレなどがあるととても便利には思うのですが、

タンクに給水したり、発生した汚水を管理をしなければならないので、

恐らく、給水や汚水処理の手間を考えると

「排水」が出るものは共同施設のものを使った方が楽なのでしょう。

なんども書きますが、いろいろクラスの車があるので、

どれだけの装備を求めるか?どれだけ予算があるか?

じっくり考えて最適なものを選んで下さい。

 

今度、私たちが借りるとすれば、少し大きめのものにすると思います。

基本の車体はハイエースなどで、

屋根部分が改造されてベットになっており、

後部座席に小さいながらもキッチン・リビングがあり、

さらにトイレがあるものもあります。

あまりラグジュアリー感はないですが(笑)とても便利なように見えました。

 

 電源を外から取らない

大型のキャンパーバンはホリデーパークなどで停車している間は、

電源を外から取ることができる「パワーサイト」

という電源付きのサイトを利用します。

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中央の白いポールがパワーサイトにある電源 車からケーブルを出して接続します

停車している間に電気製品(冷蔵庫・コンロ・電子レンジなど)を

ストレスなく利用する為です。

セカンドバッテリーがあり電源がない場所でも

電化製品を利用することができますが、

セカンドバッテリーが持つ間のみということになります。

 

しかし、お手軽キャンパーバンはミニ冷蔵庫くらいしか

セカンドバッテリーを使う電化製品がないので、

外から電源を取るシステムがありません。

セカンドバッテリーの充電は走行中に行われます。

 

仕様書によると停車中でも24時間くらいは

セカンドバッテーリーで冷蔵庫に利用可能のようですが、

私たちは、ホリデーパークに到着したら冷蔵庫の電源を落とし、

要冷蔵の食材は共用キッチンの冷蔵庫に収納していました。

(どうせ、キッチンで調理するので全部移動した方が楽だったからです。)

  

ただ「電源をとる必要がない」のでパワーサイトに泊まる必要がありません。

通常、パワーサイトは電源のないサイトより1000円程度は

高く設定されていますので、ホリデーパーク利用料は安く上がります。

 

レンタル料も小型

せっかくのニュージーランドなのだから、

ちょっと奮発して大型キャンピングカーに挑戦するのはありだと思います。

でも、

恐らくレンタル料は小型の3倍程度 1日あたり

・・・10月から11月では1万5千円~2万円程度はかかる感じでした。

いや、円安の今ならもっとすごいことになっていることでしょう。

(これは本当に、レンタルする季節・装備の良しあし

      ベースとなる車の年式などによって全く違います。)

 

レンタカー代+ホテル代(ただし、ホリデーパークが別途かかりますが)

と考えても、ちょっと割高になるかもしれません。

 

私たちは

「快適・安心を得たい場合はホテルやコテージに宿泊する」

という割り切りで、小型キャンパーバンを選びました。

つまり、キャンパーバン生活に疲れたら、ホテルライフに切り替えても

大きな損失にはならないようにしたかったのです。

しかし、

これも結果から言うと、

ニュージーランドのホリデーパークがけっこう快適だった為、

一度もホテルへの切り替えはありませんでした。

 

さぁ、皆さんはどうしますか???

「小型キャンピングカーも良いかも」

と思った方の為に、

次回は私たちが利用した2社のキャンパーバンについて詳しく説明します。