翼はなくても

行きたい、を少しずつ叶える

ホリデーパークの設備 シャワー トイレなど  

日本国内で車中泊やキャンプをするとき

宿泊場所の決め手となるのが、お風呂です。

ましてや、

ニュージーランドを何日もかけて旅をするなら、

「お風呂」の確保は絶対です。

 

ホリデーパークには「シャワー設備」が完備されています。

しかし、

残念ながら浴槽はあまりありません。

無類の風呂好きの私としては、シャワーばかりだと

ノイローゼになるのではないかと(笑)心配しました。

しかしながら、

しっかり熱いシャワーを浴びることができれば問題なかったです。

だから、それができるかどうかが

ホリデーパークのクォリティーに大きく関係しているのです。

 

ちなみに、ニュージーランドには各地に温泉があり、

中には温泉付きのホリデーパークがあります。

広い露天風呂(熱い温水プール?)に入り放題のホリデーパークもある!

私たちが利用した温泉付きホリデーパークには、

大小様々、たくさんの露天風呂が並んでおり、

湯温は35度くらいの低いものから41度くらいのものまで様々あって、

水着で入るものの、相当な温泉感・・・いや、これはもう、温泉です!

快適でした。

ニュージーランドの人も、みんな温泉は大好きです。

でも、こんな所は珍しくて、

基本ホリデーパークはシャワー施設のみです。

 

シャワー

構造

下の写真ように、内側からロックをかける個室が並んでいる場合が多いです。

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シャワールーム

中は

更衣スペース(1㎡くらい)+シャワースペース(1㎡くらい)

に分かれており、シャワーカーテンなどで仕切られている場合もあります。

更衣スペースには小さなベンチがあったり、

荷物をかけるフックがついていたりして、そこに着替えを置いておきます。

シャワーはほとんどが固定式でハンドシャワーにはできませんでした。

 

利用方法

温水シャワーの利用形態は 3種類あります。

①利用制限がない

②利用時間が決められているが、無料で何度でも延長できる

③〇分〇ドルという形で有料

 

①利用制限がない

まったくノーストレス。時間を気にすることなく使う事ができます。

ただ、シャワールームの数が少なかったり、

混みあったりしている時はマナーとして

早く空けてあげなければ、っと気を使いますけど。

 

②利用時間が決められているが、無料で何度でも延長できる

「3分(5分?)たつと一度止まる」というもの。

個室の入口の横ににボックスがあって、

そこのボタンを押すと3分間は温水が使えますが、

3分後に冷水に変わります。

その場合、再度ボタンを押せばすぐにでも再開できる場合と

3分(5分?)たってからでないと再開できない場合があります。

ボタンを繰り返し押す事で何度でも使えるのですが、

シャワー浴びてる時は裸なのにボタンが個室の外で

押すのはけっこう面倒なので、なんとか3分で済ませたいと工夫します。

そうやって、シャワーの占有を食い止めている訳です。

こういう仕組みがない場合でも、

「シャワーは〇分以内でお願いします。」

という貼紙がある場合も多く、

特に繁忙期の繁忙時間の長時間利用は嫌がられるようですね。

 

③〇分〇ドルという形で有料

そもそも温水シャワーの利用が有料のところです。

個室横にボックスがあって、

そこにコインを入れるとそこから3分(5分?)温水が出ます。

それを過ぎると冷水に変わってしまうので、

温水を浴びたい場合はお金を入れ直さなければならないのだと思いますが、

コインボックスが個室の外なので面倒で、

なんとか3分で済ませようと工夫します。

値段が比較的安いホリデーパークは温水シャワー有料の場合が多いようですね。

水圧と温度

様々です。

私の感覚で申し上げるなら、

三分の一:「非常に満足」

三分の二:「一応満足」

一か所 :「悲しいくらいに不満足」(笑)

温度調節がなかなかうまくいかなくて、

冷たいか熱いのどちらかだったり、もう・・・大変です。

町のホリデーパークは概ね良好なんですが、

田舎・・・とりわけ自然に囲まれた環境の場合、

使い勝手が良くない場合が多いようです。

仕方ないですよね。

利用者が少ないときは快適なのに、

混んでくると急にシャワーの勢いが落ちたり、

温度が下がっちゃうなんてのも「あるある」です

衛生面

事前に非常に気になったことの一つでした。

バス・トイレ施設のガッカリというのは、

「外国旅行のあるある」ですから。

しかし、結論から言うと

基本的に良く清掃されています。

 

ただ、あくまで共有なので、

誰かが使った後に利用する場合、

床が濡れているし、髪の毛が落ちていたりで

「気持ちが落ちる」場合も多々ありました。

使う前にシャワーでジャーっと流すんですが、

ハンドシャワーじゃないので隅々が洗えない(泣)

「気にしない」という解決策以外は見つけることができませんでした。

 

衛生面で言うと、当初、シャワー後の着衣に相当苦労しました。

シャワー後、この小さなスペースで満足に着替える為には

事前準備と、手順確認が欠かせません!

でも、しばらくやってると慣れるものです(苦笑)

 

 シャワーの必需品

その点、

必ず用意していったほうがいいのが、

シャワー用の履物です。

そもそも外靴のまま更衣室に入るので、

せっかく綺麗に洗って、体を拭いて上がろうという時に、

つっかけられない靴だと相当に苦労します。

タオルはバスタオルより

ちょっと大きめのスポーツタオルなんかがいいかもしれません。

石鹸・シャンプー類は当然ありません。

持っていきましょう。

あとこれらの物を収納するトートバックがあると便利です。

更衣室には荷物などを置ける小さなベンチがある場合もありますが狭いし、

まったく荷物置き場がない時もあるので、

狭い更衣室で、着替えなどを入れておくバックが重宝するのです。

トートバックは現地のスーパーでかわいいエコバックなどを

調達して使っている人も多かったですよ。

ニュージーランドのエコバックは巨大ですし(笑)

寒さ対策

私たちが訪れた10~11月は、

外気温が0~10度の場合もあったので

シャワーの間やシャワー後、

寒かったらどうしようとずいぶん心配しました。

私、寒がりなんです(笑)

確かに寒いと感じることはありましたが、

とても寒いところではヒーターや温風器が完備されたりしている為、

過酷に感じることはありませんでした。

ドライヤー

これも事前に心配したのですが、

トップ10のような大手の場合は必ず常備されてました。

ただ、グレードが下がるとないところもあります。

混雑具合

シャワーを使う時間帯はどうしても重なってくるので、

使おうと思ったら満室!ということも良くありました。

実体験として申し上げると、

アジア系女子はけっこう長くシャワー室を占拠する傾向にあるようです。

(私を含めてかも)

そこで、ホリデーパークについたらすぐにシャワー室の数と客層を見て、

シャワーの時間を決めてました。

団体客がいるなぁっと思ったら要注意。

あっという間に占拠されていつまでも使えないという場合もありました。

中には個室荷物を中に入れっぱなしにして場所取りをしたり、

洗面台で荷物を盛大に広げたり、

別のシャワー室同士で大声で会話し続けるなんて困った団体客もいました。

バスタブ

日本人としてはすごーくお湯に浸かりたいですよね。

残念ながら、ホリデーパークに「バスタブ」があることはほとんどありません。

ただ、例外的に2か所でバスタブを見かけました。

そのうち一か所に「family bus」と書いてあったので、

子供たちと一緒に入るものなのかもしれません。

というか・・・実際、どう使うのか教えて欲しい!(爆笑)

写真がないので、言葉で説明するしかないのですが、

普通のシャワールームより大きい個室に大きなバスタブが一つあり、

蛇口からお湯が出るので、それをバスタブにためるわけです。

が、シャワーがないんです。

たぶん浴槽の中で体を洗うことになるわけですが、

洗ったあとにどうやって泡を洗い流せばいいのか・・・。

洗面器は当然ないわけで、

(食器と一緒で)すすぎなしかななぁ・・・なぞです。

ちなみに、勇気を出して一回使ってみました。(浴槽も綺麗そうだったし)

というのは、そのホリデーパークはとてもシャワーの出が悪く、

体が温まらず寒かったので「腰湯」にしたのです。

お湯はとても熱いお湯が出たので、ありがたかったです。

(たぶん使い方は違っていると思いますが)

トイレ

普通の洋式トイレです。(笑)

1か所以外すべて水洗でした。

(一か所だけ「バイオトイレ」というのになってました。

暗い穴がちょっと怖かったけど臭くはなかったです。)

流石に、ウォシュレットはないですが、よく清掃されていますし、

嫌な思いをしたことはほどんどありません。

数も多くて、「いっぱいで入れない」という経験はありませんでした。

街中やトレッキングルートのトイレでは

「ペーパーなし」ということがありましたが、

ホリデーパークでは皆無でした。

ちなみに、

真夜中の広ーいトイレに入るのは、

実はちょっと怖かったのですが、

TOP10なんかでは人が入ると

低音量で音楽がかかるようになっているところもあって、

配慮されてるなと感じました。

洗面

シャワーの前に並ぶ洗面スペース。備え付けのドライヤーも見えますね。

日本人の感覚では小さめと感じる洗面ボウルです。

洗面器代わりに洗面ボールにお湯を張ったりする為と思われます。

お水とお湯の両方が出る場合が多かったと思います。

 

普通に、大きな鏡がついており、

私は大きな鏡が見たいという理由で、洗面でメイクをしていました。

アジア人のメイク姿も何度か見ましたが、

欧米人は歯磨きと洗面だけで、

メイクしているのをみかけたことはほとんどありませんでした。

洗面にも台ふきがある場合が多くて、

「使い終わったら拭き上げてね」

という注意書きも良く見かけました。

 

 

トイレ・洗面・シャワールームは

一つの部屋にまとまっている場合もあるし、別の場合もあります。

基本は男性用・女性用に分かれていますが、

たまに「ファミリー用」という部屋が別に設けられている場合もあります。

中からキャーキャー、賑やかな子供声が響いていたりしてました。

 

いかがでしょうか。

なかなか、超満足っていう感じにはならないかもしれませんが、

ちゃんと使えますよ。安心して下さい。(笑)

キッチン同様、

利用する一人一人のマナーが問われる場所なので、

そこも気をつけたいですね。