翼はなくても

行きたい、を少しずつ叶える

ニュージーランド お手軽キャンピングカー最強説

ニュージーランドを一か月旅した実感として

お手軽キャンピングカーの旅

の利点を力説させて下さい!

ニュージーランドのドライブは楽しい!

大前提として、キャンピングカーでなくたって、

是非ニュージーランドの移動にはレンタカーを使って頂きたい。

だって、ニュージーランドのドライブはとっても楽しいんです。

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プカキ湖畔を走り抜けマウントクックへ向かう

 

どこまでもまっすぐ続く一本道

見渡す限りの草原

群れる羊や牛

雪を頂く峰々

青く輝く南極海

日本ではとても望めないすばらしい景色が、ニュージーランド国中に広がっていて、

その中を走り抜ける爽快感は、それだけで一種のアトラクションです。

そして、気に入った場所で車を停めて、

いつまでも飽きることなく揺れる草原や広がる海を眺める贅沢は

私たちにとってプライスレスなひと時にでした。

より確実に絶景に会う為に

ニュージーランドの絶景は基本「山」「湖」「海」などの大自然です。

だから、一番心配なのは天気でした。

もちろん旅だから、晴れる日もあれば雨の日もあるのは当然。

 

絶景の宝庫マウントクックは晴天率が30%ほどというデータもあるそうです。

山なので、天気は不安定で当然です。

実際、「マウントクックへ行ったけれど、あいにくの雲で・・・」

という口コミを多く見かけます。

そりゃ、雲も霧も雨も風も、すべて大切な自然です。

それぞれの天気にそれぞれの美しさがあり、

それこそ思わぬ絶景に出会うことだってあるので、

晴れてなきゃ意味がないとはいいません。

しかし、太陽の光、空の、そして海の青が大きな感動を呼ぶことは多いです。

せっかく行くなら

晴天の日を選びたい!

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快晴のテカポ湖

だから私たちは、現地で、

 

天気予報と相談しながらルートを決めたい!

 

と思いました。

お天気を見ながら「晴れそう!」を狙う事で、

より「ガイドブックに載っているような」絶景に出会う確率は上がります。

しかしその為には、旅程(宿泊地)をフレキシブルにしておく必要があります。

自由な旅がしたい

 自由に旅したいという思いから、今までも海外でレンタカーを利用してきました。

しかし、泊まるところだけは確保しておきたいという思いから、

必ず観光ルートを決め、ホテルを事前に予約してきたので、

宿泊地=宿泊日の縛りを抜けることができませんでした。

まぁ、英語もさほどできないので現地で人に聞くとか、フ

ロントと交渉するなんてことができそうにないのでしかたなかったのです。

 

その私たちが、今回は初めて飛行機の到着日と出発前日以外、

まったくホテルを予約せずに旅に出ることができました。

 その日の天候と体調と気分で「足の向くまま、気の向くまま旅して、

当地のホリデーパークに飛び込んだのです。

 

その為の戦略が

①混雑の少ないショルダーシーズン(10月~11月)を選んだ。

②キャンピングカーを使った。

この二つです。

ニュージーランドの場合ホリデーパークが豊富にあることに加え、

いざとなればキャンプ場にも停められるなど、選択肢が広いのです。

私たちも施設の充実したホリデーパークが一杯なら、

トイレしかないようなキャンプ場に泊まる覚悟もしていましたが、

結果的には、毎日飛び込みでも「一杯です。」と断られたのは2回で、

その時も別のホリデーパークにはちゃんと空きがありました。

 

ただ、夏のシーズンはけっこう混むようなので

ホリデーパークも予約必須かもしれません。

 

また、ニュージーランドではホリデーパークの専用アプリがあって、

事前に設備や価格などを調べることができますし、

HP上から予約ができるところもあります。

それでもだめなら、車で移動しているので別の町へ移動!

という選択肢もあるわけで、私たちのような小心者でも

「なんとか、なるさ!」

と思う事ができました。

そして更に・・・

 キャンプでなくても

普通のホテルに泊まるという選択肢がとれればより自由になります。

本格派のキャンピングカーを借りると

キャンプ生活ははるかに快適なものになりますが、

「キャンプ専用車」なので、基本、全工程でキャンプ生活となります。

しかし、お手軽キャンピングカーはいわば普通のワンボックスの変種にすぎません。

泊まりたいホテルがあればホテル泊に切り替える。

天気やロケーションでキャンプしたくない時はコテージ泊に切り替える。

つまり、

キャンプしたい日 ⇒ キャンピングカー

普通の旅がしたい日⇒ レンタカー

のつもりで旅をすることで、気負いを捨て、より自由に旅することができます。

もちろんレンタル料は、おおむね

フル装備のキャンピングカー > お手軽キャンピングカー > レンタカー

となりますので、初めからできれば

「キャンプは嫌だなぁ・・・。」

と思う人は、レンタカー利用をお勧めします。

どれが自分にとって一番良いのかは、よーく考える必要があります。

 安い・・・たぶん

ニュージーランドは物価が高いです。

2017年くらいの統計で日本は21位なのに対して、ニュージーランドは7位です。

イギリスだって10位なので、相当高い方だって思ってもらって良いと思います。

特にホテルと外食は高い。

一泊1万円でホテルを見つけるのは相当むずかしいですし、

全部外食の場合食費を一日1万円程度がかかるのではないかと思います。

つまり、二名分のホテル+食事と移動費(レンタカー費・交通費)をあわせると、

節約に節約を重ねても3万円は見積もる必要があるように思います。

 小型キャンピングカーを選択した場合、

キャンピングカーレンタル料とホリデーパーク利用料で、

移動手段+宿泊代が賄えます。

私たちの旅行したシーズンで、(2018年の為替レートで)

レンタカー代⇒7000円程度(保険料含む)

ホリデーパーク⇒3500円程度

 

レンタカーの装備として

鍋や食器・カトラリーなど基本のものが装備されており、

自炊ができる為、食費がぐっと抑えられます。

どれがどれくらい、という細かい費用は旅行の時期や、

選ぶ車やホテルのグレードによって様々に変わってきますので、

実際に試算してもらうしかありません。

(別項で詳しく書きますが、一口にキャンピングカーと言っても多種多様で、

設備・年式・走行距離によってそれぞれ変わってきます。

ちなみに本格派のフル装備キャンピングカーの場合、

一泊2万~3万円くらいはかかると思います。)

私たちの場合、10月から11月(ショルダーシーズン)で

二名で滞在費総額を55万円程度(2018年の為替レート)に抑えることができました。(細かい費用内訳は、別途分析してご報告いたします。)

それを高い!と思うか安い!と思うかは、人それぞれですが、

私たちとしては納得できる出費であったと思います。